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資格試験のご案内
iNARTE資格試験
EMC・製品安全・EMC設計における資格認証を行い、技術者・技能者の成長、技術レベルの向上に貢献しています。
iNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)
1982年に創設された米国の非営利団体で、米国FCC(Federal Communications Commission)が所掌してしていた「通信従事者の資格試験、免許授与業務」の民営化主体として設立され、電気通信分野の技術者や技能者の技術スキルの認証をスタートさせました。
その後、政府機関の要請により、1988年にEMC分野の資格認証制度を発足させるとともに、2003年には、製品安全分野の資格認証制度を開始させました。
2012年、iNARTEはRABQSA International, Inc. (2013年にExemplar Global, Inc. に名称変更)の傘下となり、iNARTEは1つのブランドとして扱われ、今後、よりグローバルな展開が期待されます。
Exemplar Global
米国に拠点を置くRAB(Register Accreditation Board)とアジア太平洋地域に拠点を置くQSA(Quality Society of Australasia International)が2005年に合併し、要員認証と研修認証の分野における世界的な第三者認証機関として RABQSA International, Inc. が設立されました。
2013年11月、RABQSA International, Inc. は Exemplar Global, Inc. に名称を変更しました。
各資格について
iNARTE-EMC Engineer/Technician資格
米国の非営利団体であるiNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)が、1988年に創設したEMCの技術、スキルを認証するグローバルな技術資格です。
KECでは1998年にiNARTEと提携し、同年に “iNARTE EMC Engineer(技術者)”、そして2001年には “iNARTE EMC Technician(技能者)”の資格制度を日本に導入し、講習会の開催から、試験の実施まで、資格取得に向けた支援を行っています。
iNARTE資格を取得することはEMCの知識・能力の客観的な証明と判断に有用であることから、KECでは「渡米することなく日本国内にて、日本語で受験ができる資格」として推進しています。
2020年、日本での資格者数が1,200名を突破しました。
iNARTE-PS Engineer/Technician資格
米国の非営利団体であるiNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)が、2003年に創設したPS(Product Safety/製品安全)の技術、スキルを認証するグローバルな技術資格です。
KECでは1998年からのiNARTEとの提携をもとに、2004年、“iNARTE PS Engineer(技術者)”と“iNARTE PS Technician(技能者)”の資格制度を日本に導入し、講習会の開催から、試験の実施まで、資格取得に向けた支援を行っています。
iNARTE資格を取得することは製品安全技術や安全規格分野における知識・能力の客観的な証明と判断に有用であることから、KECでは「渡米することなく日本国内にて、日本語で受験ができる資格」として推進しています。
2020年、日本での資格者数が240名を突破しました。
EMC設計技術者資格 (EMC Design Engineer)
電気機器や電子回路、プリント基板を設計する技術者のEMC対応設計力を認証するため、KECと米国の非営利団体であるiNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)が、2011年に共同で創設したグローバルな技術資格です。
本資格は、“iNARTE EMC Engineer(技術者)”資格に対し、EMC評価・認証技術のウェイトを低減する一方、シミュレーション技術等を含む、開発上流でのEMC対策手法を重視したものとなっています。
2020年、日本での資格者数が270名を突破しました。